mamicosha 株式会社マミコ社

034虫と話す法

グレゴリー・ザムザと話す法

ミラクル・オラクルさんブルー・リブラさんと品川へお出かけ。
二人ともカタカナ名、そして占い師。そして向かうはヴィヴィアン佐藤さんの個展。
その時点で妖しさ満載。私もなにかカタカナ名を付けようか..。

個展のタイトルは『グレゴリー・ザムザと話す法』。
ロールシャッハは虫っぽいし、それが言語とくみ合わさって
ザムザとお話っていうタイトルへの流れが秀逸。
ああなんという稚拙な説明!恐るべき文章表現の乏しさ故、言語を操れる人がうらやましい。
とにかくご本人が飼われている蜘蛛の抜け殻を使ったオブジェといい、
(蜘蛛の抜け殻って驚くほど美しい)
啓佑堂という初版本や希少本を扱う古書店の一角というシチュエーションも相まり、
完全にworld of vivianといった趣きでとても素敵。

ヴィヴィアン佐藤さんと魔女達/角川文庫装丁
左:ヴィヴィアンさんと魔女たち、そして見切れる私 右:以下の装丁

カフカというと大学時代に集めていた角川の「偉大なる不良たち」シリーズの文庫の
装丁がとても好きだったことを思い出し引っ張りだしてみる。
デザインは鈴木成一だったのかー。黄ばんできてさらに美しい。
歯抜けなのが残念。全部そろえれば良かった。
アメリカの友人が今や半数以上が電子書籍になっているといっていたし
もうすぐipadも発売でちょっと気になっていたりはするけれど
この手触りと匂いはなにものにも変え難い。

data:
2010-04-13

category:
exhibition »

ミラクル・オラクル says:

2010-04-13

確かに!

文章力は感受性だと思います。
充分伝わってきますよ〜〜!

言語など操れなくても、人心を操れるのだから良いではないですか。
”天は二物を与えず”ってか!

mame says:

2010-04-14

人心操ってます??ぜんぜん操れないですよ。威嚇して動かす?って感じですかね笑。
文章書けない苦手意識が人前でしゃべるのが苦手なのと似てる感じです。
両方少しでもうまくいくと楽しくなるのでブログも歌も細々続けて鍛錬しようと思います。