050箱の人
よし、no.50まできたぞ。日記がつづかない私にしては上出来。
で、連休唯一のイベントはジョゼフ・コーネル×高橋陸郎「箱宇宙を讃えて」を見に川村記念美術館へ。
始まってからずっと気になっていたけれど結局終了ぎりぎり滑り込み。
だらだら引っ張ってしまったそのせいでカタログが売り切れてしまっていた。
フランス綴じの活版印刷で袋状のページを切る為のオリジナルペーパーナイフ別売り。
なんてすてきな仕様!増版はないとのこと。くやしい!くやしすぎる!
あまりにくやしいので見本を隅々まで目に焼き付けてきた。そしてペーパーナイフだけ買ってきた。
展示は真っ黒な部屋をガラスでしきり、そのガラスには星が瞬いている。
一つのしきりに一つの箱、そして詩。なんともファンタジック。
ぎりぎりでもきてよかった。
コーネルは1972年69歳で心臓発作で亡くなったということ。私が産まれた年。
亡くなる日の朝「いままで内気にふるまいすぎた」と妹に語ったらしい。
控えめな小さな箱を覗くと見る人の解釈で旅や思い出、秘密や官能、など無限の空想宇宙が広がる。
実際の彼は本当の自分を閉じ込めたままだったのだろうか。
美術館のコレクションも収集のみならず見せ方や構成のセンスがよい。
建物を取り巻く環境も不思議なランドスケープで外界から隔離されたどこか絵の中のような。
DICもなかなかやる。そう、デザイナーなら御用達のインク会社のDICが設立した美術館なのだった。
厳しい印刷業界、運営が厳しくて…なんてならないことを願いたい(いらぬお世話)。
写真上:美術館敷地内。夏の空、補正なし/サイロみたいな建物/とある一角
写真下:帰り道のレインボーブリッジ。大渋滞が幸いして良い空が撮れた。
ミラクル・オラクル says:
2010-07-20
素敵なミュージアムですね。
しかし、車がなければアクセスが厳しいな〜〜。
今度、帚に跨がって行ってみるか?
次回、行かれることがあればぜひ、誘って下さい。
作品は二の次で、環境に浸りたいです。
725 says:
2010-07-20
ジョゼフ・コーネル、学生時代好きだったな。思い出した。
川村美術館いいな〜行きたかったな〜。お庭も素敵な様だね。
今度は葉山もおいでませ。
mame says:
2010-07-20
>ミラオラさん
帚もなかなかオツですね。
某お兄さんが出発前に腹痛に倒れまして(とほほ)一人でいったので
お誘いすればよかったのですが突発的にむかったのでまたの機械にもぜひ。
でも周りになーんにもないので魅力的な企画展があるときじゃないと
間がもたないかもしれません。ぼーっとするにはよいです。
あとカフェが残念なんですよねぇぇぇ。
>725
コーネル、思い出したでしょ。私もすきだったです。
葉山は今週末いこうかと。別途連絡しますです。
矢萩 says:
2010-09-22
まめ、922誕生日おめでと。
忙しそうだね。
30代ラストスパート、お互いがんばろ。
mame says:
2010-09-24
ヤッハー、ありがとうー。
みんな覚えていてくれてありがたいなぁ。
ラストスパートかぁ。自覚なかった。
悔いのないよう楽しきく行きましょう。