mamicosha 株式会社マミコ社

078『It’s the next best thing to be』





title 『It’s the next best thing to be』

6月にサンフランシスコとニューヨークに友人を巡る旅にいってまいりました。
ぐるぐる回っている時計の内蔵はブルックリンのフリーマーケットで手に入れたもの。
「これをいいって言ってくれたのは君が初めてだよ〜」みたいなことを言われて
値切って$6で購入。高いんだか安いんだか。
せっかくなのでコマ撮りして回してみました。

背景の紙は明治時代の着物の型紙です。
小紋の柄が細かく細かく抜かれているのですが
当時の型は手で切り抜いていたようで。気が遠くなります。

アメリカは4回目、若い時分はゴミすらもかっこ良い!とたいそう憧れたものでした。
今回15年ぶり(恐ろしいことに)に訪れ当時と大分違う感覚に気づき
自分が身を置く場所について考える旅となりました。

そして帰国直後、ウッディアレンの「ミッド・ナイト・インパリ」を駆け込みで見に行きました。
旅行でパリに訪れた作家の主人公が100年ごとをタイムリープする時間のお話。
過去に憧れを抱き、未来に不安を思う主人公を見て
今の時間を生きることについて考えました。

タイトルの“It’s the next best thing to be.”は
ビートルズの「Free as a bird」の歌詞の一部です。
アメリカにいって思った「場所」について、映画を見て考えた「時間」について
思ったことをこの歌詞に結論づけたのが今回の題材です。

「時間も場所もこえ、鳥のように自由に飛びまわること。それは2番目に大事なこと。」
1番大切なのはなんなのか、それを考えるきっかけとなった旅と映画でした。

data:
2012-07-27

category:
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ナツコ says:

2012-07-27

感慨深い文章ですね。お土産ありがとう。
「ミッド・ナイト・インパリ」、ジャック&ベティに観に行こうかな。

mame says:

2012-07-27

>ナチコ
いつもコメントありがとう。
「ミッド・ナイト・イン・パリ」はそんなに深い映画じゃないよ。
でも当時の感じはすてきだし笑えるしさらっと見るには楽しいよい映画です。
しかし昨日みたブルーバレンタインは嫌な気分になったなぁ…