049八ッ橋はお琴の形
NYに旅だってしまった友達からサイトを作ってあげてほしい人がいると連絡があり
あちらで活動する黒澤有美さんというお琴のミュージシャンと出会いました。
お琴といえばお正月の和食屋さんでかかっているイメージしかなく、
弦の数で種類があることも、彼女がやっている二十弦箏は
主に現代音楽の分野で使われていることも、知らなかった。
その世界を垣間見たうえで、さらに彼女の演奏を聞いてまったく認識を変える事に。
着物を着て”サ〜ク〜ラ〜”の世界とは全く違うものなのです。
今回は彼女のお師匠さんの企画する邦楽展というイベントに彼女はソロで出演。
お弟子さんの中でも彼女はNYでいろいろな分野の人と関わっているせいか、
見せ方が違う気がする。とてもかっこいい。
演奏もJazzの即興のようだけれどもとても計算されているのでしょう。
（後日、その間合いとかのカウントなどとても厳密に決まっていることを聞きまた納得）
和でもありハープのようでもあり音域が広くて表現がとても豊か。
そして説明的でない分、音から映像がわーっと広がります。
イベント自体、とても興味深いものなのに宣伝などが閉じられた感じのアプローチでもったいないな、
そしてジャズクラブとかでやったらもっといいと思うのにな、と思いました。
演奏しているときはクールビューティー、舞台を降りるとぶっちゃけていてキュート。
八橋検校とバーニング・スピアを愛するアナーキーな琴弾き。
USでのグリーンカードも取得し、活動の基盤を作るべく奔走中。
同じ乙女座A型として応援していきたいと思います。
彼女のサイト（ユミクロドットコム。not ユニクロ）
http://yumikuro.com/
写真：演奏中の写真がないので彼女の弾いた「彩霞」の曲のイメージで。自宅屋上某日。
