mamicosha 株式会社マミコ社

あと2ヶ月強で壊れてしまうということでチケットがとりずらいらしいのですが
友人の旦那さんがお囃子の鼓をやっており、ありがたくそのコネを使わせていただき
歌舞伎座のさよなら公演を見に行ってきました。
コネだけに花道真横のとても良い席でした。
（この旦那さんのお話もかなり面白いのですがまたそれはまたの機会に）

とにかく面白かった。5時間あっという間。
壺阪霊験記の夫婦愛に涙し、高杯の下駄タップに笑い、籠釣瓶の様式美に唸る。
もうエンタテインメントでお腹いっぱいです。
お話の感想になるとこれまた長くなりそうなのでまたの機会に（たぶん）。

潰れてしまうというと、とくに思い入れはなくとも急に騒がれることが多いものです。
（亡くなってからにわかファン急増のマイケルジャクソン状態？ちょっと違うか）
とはいえ、維持費どうすんだとか地震で潰れたらどうすんだとかとか、
無責任に騒いでもなにも行動できないのならば仕方がないことです。
私も建築探偵を愛読し、大金持ちになったら
新しいビルを建てるんでなく、好きな古い建物を買い取って維持したい、
と思うくらい古い建物は大好きなのでなるべく残してもらいたいとは思います。
しかしかたちあるものはいつかは壊れる。（大金持ちになる予定もないし）
建築完成予想図をみると、外観は趣きを残しつつ今のおもむきの後ろにドドーンとビルが建つみたい。
次作られるものがまた100年後惜しまれるようなものになるといいなと思います。
建築を担当する隈研吾氏に期待します。